価値観と人生を変えてくれた本
大きな一歩を踏み出す、その背中を押してくれた本を紹介します。
「好きなこと」だけして生きていく。 心屋 仁之助 PHP研究所 2014-11-15 売り上げランキング : 5052
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コンプレックス
私は昔からコンプレックスだらけでした。
気が弱い、好きなものや夢がわからない、意思表示ができない、ガリガリ、歯並びが悪い、O脚他。
内面的なことはエンパスの助長にもなりました。
怒られたくなくて
他の人たちが気にしないこと、手を抜くことにまで気にして、頑張ってきました。
人並み以下の私はそうしないと認めてもらえないと思っていたのです。
大人は子どもに「頑張りなさい」「ラクするな」「世の中は厳しい」と言います。
子どもの心にはこんな考えが根付いてしまいます。
頑張れば、ほめてもらえる。
頑張れば、認めてもらえる。
でもその反対は、頑張らなければ認めてもらえない、です。
「認めてもらう」には、「もっと頑張る」以外に選択肢がないのです。
「好きなこと」「楽しく」ではなく、「とにかく頑張る」と。
自分だけは
誰もやりたがらないことをして、人から求められる役を演じていれば認めてもらえる。
価値を見出せ、自分で考えなくても優秀な人材になれた気になれます。
ある意味、共依存に陥っていたのかも知れません。
何事も、自分で確認しなければ信じられない。
人の仕事は始めからないものと考えていました。
でも、個人プレーではなにも変わりません。
頑張れば、何とかビジネスクラスまでは行ける気がします。
でも自力だけではファーストクラスには行けません。
自力で頑張っている人は、自力で頑張るのをやめると、ビジネスクラスもとたんに行けなくなる。
ファーストクラスの人たちは自力で頑張らない人たちです。
頑張らずに、「他力」を使っているのです。人を信用しているのです。
都合のいい人
自分自身の価値を信じられず、悪循環になっていました。
思い込んでいる状況を裏付けする事実ばかり集めて、仕方がないんだと。
自分が犠牲になれば場はまわるんだと思い込んでいました。
神様が上から見ていて、自分らしく生きている人に罰を当てるわけがありません。
もし罰が当たるとしたら、それは好きなことをやっていないときです。
「あなた、好きなことをやりなさい」という罰がいっぱい当たります。
頑張っても報われない罰。
理不尽なことが起こる罰。
我慢しても認めてもらえない罰。
いい人をやっていても、嫌われる罰。
気をつかっているのにたたかれる罰。
真面目な人はこんな心理になります。
バカを見ます。
卑屈になってしまい、本当の意味で人のために、自分のために生きることができません。
どうなりたいのか
私は歌や本、ブログなどで語られるような、縛られない生き方に憧れていました。
素直もとい単純なので、すぐに感化されていました。
私もそんな人側に行ってみたかったんです。
好きに、気楽に生きて、人に迷惑をかけたり、逆に助けたり。
本当に大切な人、ものを大切にする。
それから
仕事を辞め、少しばかりのアルバイトを始めました。
頑張ることをやめて、仕事を完全に割り切ってしまったんです。
仕事中心からの脱却。
初年は税金などが大変ですがとても快適です。
あらゆる社会的常識やしがらみが関係なくなります。
世の中の半分は立派な人だけれど、あとの半分はくだらない人。
これでバランスがとれているのだそうです。
だから、世の中の半分の人から嫌われるような立派な人になりなさい、と。
本書のどこを抜粋するか本当に悩みました。
他にも紹介したいお話がたくさんあります。
きっと、いい影響がありますよ。